●久しぶりに遭遇したハントンライスの文字! ウィキペディアで偶然見つけてしまいました。
●ハントンライスがウィキペディアに載っていること自体が驚き(もっと他に載せるべきものがあるはず!?)ですが、そこに書かれている「石川県金沢市の郷土料理として知られている」の一文には、さらに驚かされました!
●冗談ですよね、郷土料理なんて。じぶ煮やかぶら寿司が聞いたら大泣きしますよ。きっと投稿者は思い入れが激しすぎてこんな表現になったのでしょうけど。
ハントンライスは、日本の洋食の一つである。ハントン風ライスとも呼ばれている。石川県金沢市の郷土料理として知られている。近年、テレビや雑誌、インターネットなどで紹介され、金沢市民だけでなく全国的に知名度が上がっている。今では金沢市だけでなく、七尾市や穴水町、富山県にある一部の洋食店でも出されている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
●すごいですね、アタマから「日本の洋食の一つである」になっています。じぶ煮やかぶら寿司どころか、日本中のシェフを敵にまわすような大それた表現!
●後に続く説明記事はかなり詳細で具体的なので、ほとんどは誤りではないと思いますが、肝心のリード文(導入文)がこれではちょっと…
●でも、金沢人としては許しちゃおうかな。まじめに詳しく書かれてある記事だし(みなさんもぜひ一度、見てみて)。
●しかし、最後にオチがありました。
「金沢市内での知名度」の項目の最後の最後に、
「しかし、若い世代での知名度はあまり高くなく、金沢市出身の女優である田中美里は、出演したTBS系列の特別番組「ニッポン県民性発表SP」のなかで、ハントンライスが紹介された際「知らない」と話した。」
と書かれてあります。
●私は若い世代ではありませんが、田中美里さん(30才)と同じように、昨年インターネット(どなたかのブログ)で知るまで、ハントンライスのことはまったく知りませんでした。
※この記事の筆者(投稿者)は田中さんより年上で、私よりも年下であるということになりますね。
●ちょっと笑えました。
●昨年から今年にかけてウィキペディアの記事の信憑性が世界的に問題になっています。日本では、お役所や大企業の人たちが自分たちに都合のいいように改ざんしていたことがバレて大恥をかいたようですね。
●個人的にウィキペディアは仕事でもけっこう利用させてもらっていますが、やはり真実か誤記事か、不正確な表現かなどを見極めてから使うようにしたほうがいいということを、改めて教えてもらいました。
●しかし、この記事のおかげで、ハントンライスの歴史や状況はかなり詳しくわかりました。かならず、いつか食べてみます。ありがとう、ハントンライスさん、そしてウィキペディア投稿者さん!