金沢遠望

2008年03月15日



春ですね

●きょう夕方、うちの家の前の通りから、やさし〜くて、あったか〜くてやわらか〜な夕焼けの空が見えました。

●夕日の姿は建物に隠れて見えませんでしたが、その空の色が、なんと、現在の当サイトの背景(の上部の色)に使ってある淡いピンク色にそっくりだったのです。

●めちゃくちゃ嬉しくなりました。
 「二丁目の夕日」です!(うちの丁目が「二」)。

●今日の金沢の夕日も、きっとこんな色をしてたと思います。

 



金沢鞍月用水が石川県の景観大賞を受賞!

●石川県が毎年開催している「いしかわ景観大賞」というのがあるんですね。

いしかわ景観大賞(石川県都市計画課)

●昨年秋に第14回目が募集され、このほど結果が発表されました。
 そして、その大賞に、なんと、当サイトの右上に貼ってあるイメージ写真の場所、鞍月用水が選ばれました。

県の『いしかわ景観大賞』 金沢鞍月用水に
(中日新聞 2008年3月15日)
県は十四日、昨秋に募集した「第十四回いしかわ景観大賞」の受賞景観を公表した。大賞は「金沢鞍月用水」(金沢市香林坊ほか)で、景観を創出した企業・団体などの表彰式が十七日に県庁で開かれる。 (後略)


●もちろん、当サイトが選ばれたわけではありませんが、何だか縁を感じて嬉しくなりました。

●金沢は昔から用水の多い街として知られており、いずれ当サイトでもご紹介したいと思っているのですが、なかでも鞍月用水は、私の生まれ育った町「香林坊」を流れている用水で、小学校(長町)の横を流れていた大野庄用水、中学校(紫錦台)の横を流れていた辰巳用水(兼六園に流れ込んでいます)とともに、金沢の代表的な用水の一つです。

●あの頃(高校時代まで)住んでいた家の玄関から西へ歩いて20秒くらいのところに空き地(実際は資材置き場)があり、そこはうちの町内から4、5mほど階段を降りた位置にあり、子どもたちが通称「ガケ」と呼んでいる遊び場でしたが、鞍月用水は、そのガケ下の広場の西側(の2mほど下)を北へ流れている泥川でした。

●最近は環境意識や都市景観意識の向上とともにきれいな川になりましたが、昭和40年代まではかなり汚れたドブ川だったのです。当時、日本中の都市河川は泥川だったかも知れませんが、鞍月用水には片町・香林坊の繁華街や裏通りなどで捨てられた生ゴミが多く、暑い夏場にはいつも汚泥の匂いが漂っていました。

●小学校2、3年生のある日のこと。
 ガケ下の広場でいつものように遊んでいたのですが、戦争ごっこをしてて、草陰に身を伏せてススっと忍者のように後ずさりをしたとき、突然体が宙に浮き、その瞬間、あっという間に2mほどの高さから後ろ向きに用水に落下、全身汚水まみれになったことがあります。

●幸運にも川の中の岩で頭を打つこともなく、深さは40〜50センチくらいでしたのでおぼれることもありませんでしたが、立ち上がると、したたか泥水を飲んでいて、一瞬、気分が悪くなりました。足元にはさびた自転車や割れた茶碗の破片、ビニール袋などが泥に埋まっており、ヘドロが足にからみついて、すぐには汚泥から抜け出すことができませんでした。

●必死の思い(形相)で川から這い出ると、一直線に走って家に帰り、母親から洗濯物の洗い場(風呂場がなかったの)で頭から水をかけて洗ってもらいました。

●あのときはすごく恥ずかしかった記憶があります。ドブ川にはまって服を汚してしまったことを恥ずかしく感じたんですね。いつも洗濯したての服を用意してくれていた母への申し訳ない気持ちもあったかも知れません。

●しかし、いま考えてみると、もう一つ大きな理由がありました。
 それは、まるで自家の敷地のように遊び慣れた場所で不覚にもミスをしてしまったことに対して、プロとしてのプライドが許せなかったということです。

●なんのプロかって? もちろん、遊びのプロです。
 遊びのプロとして、自分の遊びの縄張りのなかでの思いがけない失態、それを母親に知られたことが恥ずかしかったからなんですね…

●景観賞とはまったく関係のない話ですが、私にとって鞍月用水は、犀川よりももっともっと身近な川だったので、ついついいろんなことが思い出されてきました。

●そうそう、ついでに。
 資材置き場の「ガケ」(の広場)では、カクレンボや探検ごっこをしたり、木材でクギだらけの隠れ家(危険なログハウス、マネしちゃダメ!)を建てたり、その小屋で捨て犬を飼ったり、川向こうのガキ連と集団で戦争ごっこ(ケンカ!)をしたりしてました。けっこう多忙でしたね。

●冬は冬で、その広場が町内の雪捨て場になっていたので、子どもたちにとってはかっこうのスキー場でもありました。竹スキー、めちゃくちゃ得意でしたよ。昭和30年代の話です。

●「ガケ」というのは、文字通り、石垣のガケで、うちの町内ではそのガケ上の柵の隙間から下の広場(実はどこかの会社の資材置き場)へ雪を捨てる習慣があったので(いまでは到底許されない行為!)、冬場はいつもガケの上から広場の向こう側の鞍月用水に向かって10〜15mくらいのなだらかな雪の斜面ができ、街中で楽しめる竹スキーにもってこいの場所になっていたのです。

●春から秋にかけては、このガケの石垣は絶好のロッククライミング、そしてガケくだり&飛び降り訓練の秘密基地でもありました。親が知るとその場で卒倒するような危険で素敵な冒険地帯でした。

posted by kenbo | 石川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金沢の美景 | 金沢遠望 TOPへ
2008年03月02日



金沢の4月、兼六園・金沢城のライトアップと浅の川園遊会

●ちょっと早いですが、4月のイベントスケジュールです。(「いいね金沢倶楽部 第64号」より)


兼六園 観桜期ライトアップ 4上旬に1週間予定

 金沢城と兼六園のライトアップウイーク! 無料開園!
 年に数回行われているライトアップは、無料入場できる絶好のチャンスなんですよ。地元の人も毎回、大勢訪れています。
 この時期は…もちろん夜桜見物ですよね。全国的にも有名な兼六園のさくらを見に行きましょう!


金沢・浅の川園遊会

 泉鏡花・五木寛之の小説の舞台と情緒あふれるひがし茶屋街で知られる浅の川で行われる、ゆったり・はんなりの春の宴。ゆっくりしていきまっしね。
 今年は第22回です。もちろん入場は無料!

 開催日:平成20年4月11日(金)〜13日(日)

 会 場:メイン会場 浅野川右岸東山緑地公園、浅野川河川敷(天神橋〜中の橋)

 <内容>
  4月11日(金)鏡花の夕べ
  4月12日(土)宵祭
         ・ひがし茶屋街八尾おわら流し
         ・四条流包丁儀式
         ・浅の川花火  など
  4月13日(日)本祭
         ・素囃子
         ・仕舞
         ・箏曲
         ・浅の川おどり
         ・水芸〜滝の白糸
         ・悪魔払い
         ・聞香席
         ・友禅流し
         ・浅の川茶会  など

  関連事業
   白糸川床 7月25日(金)〜8月9日(土)
        会場:浅野川左岸の主計町側

  お問合先:浅の川園遊会実行委員会事務所
       TEL 076-233-7640  FAX 076-233-7634

 浅の川園遊会のポスターと写真

  ・第20回ポスター

  ・第21回の様子 「新生・浅の川園遊会」に実行委員会に参加

  ・第22回(今年)ポスター

 

2008年03月01日



第57回金沢百万石まつり」の概要が決定!

金沢市発行のメルマガ「いいね金沢倶楽部 第64号」が届きました。今回のメインニュースは「百万石まつりの日程、出演者の決定」でした。

今年も告知ニュースの時期がきたんですね。今年は帰りたいな。


今年の「金沢百万石まつり」の概要が決定!

第57回「金沢百万石まつり」は 6月6日(金)〜8日(日) に開催されます。
 メイン行事の百万石行列は6月7日(土)です。詳しくはこちら


利家公とお松の方が決定!

 主役の前田利家公(加賀藩祖)には、俳優の山下真司さん(昭和26年12月16日生まれ、55歳)、その正室「まつ」には、女優の石野真子さん(昭和36年1月31日生まれ、46歳)が決まりました。
 歴代の利家公は下記の通り、時代劇俳優のそうそうたる面々。お松の方に女優が出演されるのは、平成13年の斉藤慶子さんに次いで2人目ですね。
 詳しくはこちら


歴代の俳優利家公とお松の方(敬称略、年齢は出演当時)

 平成19年(第56回)的場浩司(38才)
   18年(第55回)高嶋政宏(40才)
   17年(第54回)赤井英和(45才)
   16年(第53回)東幹久(34才)
   15年(第52回)加勢大周(33才)
   14年(第51回)風間トオル(39才)
   13年(第50回)松平健(47才)
            斉藤慶子(39才)※お松の方
   12年(第49回)勝野洋(50才)
   11年(第48回)藤岡弘(53才)
   10年(第47回)千葉真一(59才)
    9年(第46回)あおい輝彦(49才)
    8年(第45回)高橋英樹(52才)
    7年(第44回)美木良介(37才)
    6年(第43回)渡辺裕之(38才)
    5年(第42回)辰巳琢郎(34才)*父・金沢、母・小松出身
    4年(第41回)橋爪淳(31才)
    3年(第40回)中条きよし(45才)
    2年(第39回)目黒祐樹(42才)
   元年(第38回)横内正(47才)
 昭和63年(第37回)名高達郎(35才)*金沢工業大学卒
   62年(第36回)三浦浩一(33才)
   61年(第35回)御木本伸介(54才)*故人
   60年(第34回)(一般公募)
   59年(第33回)鹿賀丈史(33才)*金沢市生まれ

  その他、関連行事や協賛事業も多数実施
  詳しくは「百万石まつり」公式サイト

○個人的に歴代の利家公のベスト3を選ぶとすると…

  第1位 千葉真一
  第2位 高橋英樹
  第3位 松平健

 ある程度年齢の高い、貫禄のある時代劇俳優になっちゃうのは仕方がありません。でも、これは晩年の成功した利家公のイメージです。
 若いときは、やはりきりりとした青年武将だったんでしょうね。

 ということで、青年時代の利家公ベスト3は…

  第1位 勝野洋
  第2位 高嶋政宏
  第3位 渡辺裕之

 こちらは実年齢は高めですが、イメージ的に、ということで。現代人は若く見えますね。

 これから登場してほしい利家公ベスト3は…

  第1位 唐沢寿明・松嶋菜々子(もちろん大河ドラマコンビ)
  第2位 渡辺徹(これも大河ドラマの影響デス)
  第3位 渡辺謙(伊達政宗公もよかったけど)


 あくまでも個人的な見解です。 失礼いたしました。 
 なぜか「渡辺」姓の俳優が多くなったのがフシギです。