●金沢のシンボル的な地域の一つで、流域でもっとも美しいといわれている天神橋から浅野川大橋にかけての一帯、そのすざまじい被害の様子がテレビニュースで映され、驚きました。
並木町周辺
●ニュース映像には「並木町」というテロップが流れていましたが、あの様子だと、周辺の主計町や東茶屋町あたりでも大きな被害が出ているに違いありません。
●男川の犀川に対し、女川と称される浅野川。五木寛之さんが絶賛する、あの美しい風景はいったいどうなったでしょう。心配です。
●浅野川のはんらんは、なんと、55年ぶりのことだとか。これも温暖化の影響なのでしょうか。
●町中でこんなに激しい被害が出たということは、その上流ではもっとすごいことになっている可能性があります。湯涌地区の被害も心配です。
●とりあえずは「生命の確保が最優先」ですが、その後の復興のあれやこれやを想像すると心が痛みます。
●被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げます。早期回復できますよう、心よりお祈りいたします。
浅野川はんらん 55年ぶり 2万世帯5万人に避難指示
(北國新聞 7月28日)
二十八日未明から早朝にかけて、石川県内は金沢市内などで激しい雨が降り、同市の浅野川がはんらんした。同市は浅野川流域の二万七百三十九世帯・五万四百五十三人に避難指示を出した。午前十時現在で十九カ所に八百十七人が避難。避難指示は午前十一時四十五分に解除された。同市消防局によると、けが人は確認されていない。浅野川は県管理の河川で、はんらんしたのは一九五三(昭和二十八)年八月以来、五十五年ぶりとなる。(後略)
●上記記事(ページ)にはものすごい濁流の写真が載っています!
浅野川|浅の川|並木町|主計町|ひがし茶屋街
今回、浅野川の堤防はどこも一切全く(くどいかな)決壊はしておりません。
堤防の高さよりも水位が上がってしまったのです。
特に、並木町や主計町には川縁に降りるため堤防の高さが若干低くなっているところがあり、そこをふさぐ前に水があふれてしまったようです。
ただ、浅野川大橋が水没する寸前まで水が来ているので、「堤防の開いていた口」を塞いだとしてもあふれていた可能性大。
中島大橋あたりは完全に堤防を越えてしまったんだと思います。
ちなみに、あふれた水の水位が一番高かったと思われるのは、おそらく上流の浅川町。
並木町や主計町では「畳の上」レベルですが、浅川町では1階の半分以上の高さまで水に浸かった建物があるようです。
(北陸中日新聞のサイトの写真をご参照ください。愕然とするような写真が掲載されています。)
並木町〜堀川町付近は最大1m程度、浅川町付近は1階が完全に水没し重機が流されたりもしているようです。
●続きは新しい記事にしました。