蒔絵普及へ異業種連携 7事業者が組合設立 海外にらみ商品開発
(北國新聞社 2005年12月28日)
加賀蒔(まき)絵を使った新商品開発と販売促進を目指す「金沢・加賀蒔絵振興事業協同組合」が二十七日までに発足した。金沢市と白山市で伝統産業に携わっている七事業者が手を組み、他の漆器との差別化を図りながら、高級イメージを打ち出していく。(後略)
加賀蒔絵 世界ブランドに 老舗の若手経営者が組合発足へ
(中日新聞)
金沢の伝統技法の加賀蒔絵(まきえ)を世界に通用するブランドに育成しようと、地元の金箔(きんぱく)や日本酒、牛首紬(つむぎ)の老舗の若手経営者が集い協同組合を発足する。異業種の連携により従来のアイデアから脱皮した斬新な企画を立案し、付加価値の高い製品群づくりを目指す。(後略)
●加賀蒔絵とは、寛永年間(1624年〜1644年)に、加賀藩三代藩主・前田利常が美術工芸振興策として、五十嵐道甫(京都の名工)、清水九兵衛(江戸の名工)を指導者として招いたのが始まりだそうです。
詳しくはこちら 金沢漆器
●これからは器だけでなく、万年筆、オルゴール、時計をはじめ、いろんな製品に蒔絵が使われていきそうですね。ワンポイントでも入っているとその商品に風格が漂ってきそうですが、単に値段を高くするためではなく、金沢の素晴らしい伝統芸術をアピールするために一役買ってほしいもの。
●いずれにしても、金沢の伝統美術が全国に知られることは、うれしいかぎりです。お土産も増えるかな。