金沢百万石まつり2006レポート《その4》 金沢遠望

2006年07月09日



金沢百万石まつり2006レポート《その4》

●百万石まつりレポート「その4」、後半戦です。これからが大名行列らしくなってきます。

●今年のパレードの行進順は次の通りでした。

横断幕→音楽パレード→ミス百万石→加賀とび行列→獅子舞行列(「その3」)
→尾山神社御鳳輦(ごほうれん)→かぶきもの行列→子供奴(やっこ)・大人奴行列→珠姫(たまひめ)御輿入れ(おこしいれ)行列→お松の方行列→加賀八家老行列→前田利家入城行列→赤母衣衆(あかほろしゅう)行列

●「その4」は尾山神社の御鳳輦(ごほうれん)から。

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●御鳳輦とは、屋形の上に金色の鳳凰(ほうおう)の飾りをつけている輿(みこし)のことで、神職に守られた利家公御神体の渡御(とぎょ)の行列です。※渡御とは祭の行列が一帯を巡行すること。
写真は、御鳳輦をお守りする尾山神社の現職の神官(宮司)の方だそうです。

●続いて、今年初エントリーの「かぶきもの行列」。これはコンテストで選ばれたかぶきものファッションの発表を兼ねていました。利家公が「荒子(名古屋市中川区の地名)の傾き者」や「かぶき者の又左」と呼ばれていたことを、大河ドラマ「利家とまつ」で知りました。かぶき者とは「ならず者・ごろつき」のことである一方、「一本気で、律儀で、威勢がいい」という意味もあったようです。

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●この日、かぶきものの扮装をして行列に参加してくれたのは某大学の学生さんだったそうです。しかし、恥ずかしさが全面に出ており、ちょっとひよわな感じの利家公たちでしたね。でも、ご愛嬌。

●正反対に、男っぽく威勢のいい叫び声がかっこよかった大人奴たち。

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●左写真が先頭の奴頭で、彼の合図で奴たちが毛槍を投げ渡して交換する、というダイナミックな演技を見せてくれました。リーダー奴の独特の掛け声と身のこなしがリズム感があって、とても面白かったです。



珠姫様(2代将軍・徳川秀忠の娘、3歳で前田家に輿入れ)様と3代藩主・利常公。“政略結婚の犠牲者”という見方は現代の解釈で、武家社会ではふつうのことだった、のかな? 2人の子どもは公募で選ばれた子たち。

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●しずしずと、珠姫様のお伴女中の行進。よくみると、小学生〜中学生でした。

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●そして、利家の正室・お松の方様のおな〜り〜。某デパートの店員さんでした。残念ながら、こちらもお顔ははっきり拝めずデス。

●お松の方は秀吉の正室・高台院と仲が良かったのですが、関ケ原の合戦の後、徳川家へ人質として出られ、後世の前田家の発展に身を捧げました。晩年は出家して芳春院に。天がニ物を与えた好例デス。

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●ついにパレード最大の山場、利家公の登場!
姿が見えるや否や、若い女性と中高年女性の叫び声が一斉に湧き上がりました。チョイ嫉妬


 

●実際の利家公が金沢城に入城したのは1583年(天正11年)45歳の時。高嶋政宏さん(今年41歳)とほぼ同年代だったんですね。

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   ※金沢大学・乗馬クラブの全面協力。今年の利家公の馬は少し不機嫌だったかも

●加賀藩には大名に相当するくらいの重臣8人の家老職がいて、加賀八家(かがはっか)と呼ばれていたそうです。奥村家宗家、奥村支家、本多家、前田家(直之系)、前田家(長種系)、横山家、長家、村井家

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●パレードの最後は、利家が信長の家来時代に属していた精鋭部隊、赤母衣衆(あかほろしゅう)の一団。母衣は矢を防ぐ武具で、母衣衆というのは馬廻りの家来の中でもとくにすぐれた武士のことでした。信長には赤母衣衆と黒母衣衆がいたそうです。黒澤映画に出てくるようなプロ武士団の世界。

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●残念ながら写真に撮れませんでしたが、赤母衣衆は馬を操る勇壮な演技を見せてくれました。

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●パレード終了後、周辺の観客たちはいそいそと香林坊アトリオの地下街へと降りていきました。 夕食のお買い物やお土産ショッピングだったんでしょうね。

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●地上では、夕方からの百万石踊り流しの出演者たちが待機していました。




 

●まだまだまつりは続いていましたが、とりあえずパレードのレポートはこれにて終了。「その5」は、高嶋利家公特集です。といっても、生写真は少ないのですが…


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