金沢・香林坊へ60年ぶり帰る 伝説の火除け地蔵 地元申し出「にぎわい呼び込んで」
(北國新聞 2006年12月6日)
藩政時代から昭和の終戦直後まで、「香林坊の火除(よ)け地蔵」として親しまれた地蔵が約六十年ぶりに、金沢市香林坊に帰ってくることになった。三日付の本紙報道で地蔵が市内の民家に安置されていることを知った地元商店街や町会が「それだけ縁の深い地蔵であれば、ぜひ戻っていただき、にぎわいを呼び込んでほしい」と、所有者に掛け合い、五日に快諾を得た。地蔵は香林坊交差点に置かれ、中心商店街の”心のよりどころ”とする。(後略)
●同記事によると、このお地蔵さんは、「香林坊」の由来となった加賀藩の御用薬商、香林坊(=名前)の義父が商売繁盛に感謝して、約400年前、香林坊家の屋敷があった現在の片町一丁目に祀ったとされるもの。高さ約45センチの木像で、祀られた場所が、加賀三代藩主利常が火除け地として整備した柿木畠に近かったことから「火除け地蔵」と呼ばれるようになったそうです。
●香林坊の町名の由来については改めて記事を書こうと思っていますが、とにかく、昔あったお地蔵さんが戻ってくるということなんです。新しい香林坊のアイドルの登場です。
●60年ぶりにお目見えするのは来年の4月。新たに置かれる場所は、香林坊アトリオの前のようです。ふるさとの町に新しい名所が増えて、私も嬉しい限り。どんな顔してるんだろう。今度帰省時に、写真撮ってきます。