金沢の伝統工芸 金沢遠望

2006年09月29日



石川をはじめ全国の伝統工芸が勢ぞろい! 11/2〜11/5/石川県産業展示館

●全国の伝統工芸を紹介する展示会『2006伝統工芸ふれあい広場いしかわ』と、石川県の伝統工芸品の紹介&展示即売会『いしかわ伝統工芸フェア2006 加賀・金沢・能登 百美展』の2つの企画が合わさったイベントです。

金沢商工会議所(ニュース:2006/9/26)

◆2006伝統工芸ふれあい広場いしかわ
◆いしかわ伝統工芸フェア2006 加賀・金沢・能登 百美展


○開催期間:平成18年11月2日(木)〜5日(日)
○時間:10:00〜17:00(5日最終日は16:00まで)
○会場:石川県産業展示館 4号館 3号館 2号館(石川県金沢市袋畠町南193番地)
○入場料:無料


●紹介される石川の伝統工芸は以下のもの。これらが一度にすべて見ることができるのです。お時間のある方はぜひお出かけください。

 ○国指定伝統的工芸品
   九谷焼、加賀友禅、輪島塗、山中漆器、金沢仏壇、金沢箔、七尾仏壇、金沢漆器、牛首紬、加賀繍

 ○県指定伝統的工芸品
   和紙、美川仏壇、桐工芸、檜細工、珠洲焼、加賀毛針

 ○稀少伝統的工芸品
   大樋焼、加賀竿、加賀獅子頭、加賀象嵌、加賀提灯、加賀水引細工、金沢表具、金沢和傘、郷土玩具、琴、三弦、太鼓、竹細工、茶の湯釜、鶴来打刃物、手捺染型彫刻、銅鑼、七尾和ろうそく、能登上布、能登花火

●加賀・金沢・能登にはこんなに素晴らしい伝統工芸が残されているのですね。わが郷土の歴史と文化を心より誇りに思います。

◆2006伝統工芸ふれあい広場いしかわ ―石川県産業展示館4号館―
 ニッポン全国から匠の技が集結する「第23回伝統的工芸品月間国民会議全国大会」として行われます。

経済産業大臣指定伝統的工芸品紹介

□伝統的工芸品月間図画作文コンクール優秀作品展

□伝統的工芸品の製作体験ときもの着付け体験

工芸品クリニック 漆器・陶磁器・きものの修理を承り

「手と仕事」写真展 根岸聰一郎さんが石川県内の伝統工芸士の手の表情を撮影した写真展

日本伝統工芸士会作品展

□全国のくらしの工芸展  など

◆いしかわ伝統工芸フェア2006 加賀・金沢・能登 百美展 ―石川県産業展示館3号館―
 平成10年度より毎年東京で開催されている県内の伝統的工芸品36産地が集う唯一のフェアです。有名人と人間国宝、文化功労者たちのトークショーもお楽しみ!

テーマ展示
出会い、彩り、おもてなしの工芸
 伝統的工芸品を用いてお正月、新年の行事をシーン、ルーム、シチュエーション別にご提案

巨匠作家作品展示
 巨匠作家(人間国宝、文化功労者、日本芸術員会員など)の新作を一堂に

いしかわ工芸通り 70の専門店
 石川県内の伝統的工芸36産地70の専門店が、加賀、金沢、能登のブロックに分かれて勢揃い。新作の数々を期間限定フェア特価でご提供

石川ならではのお楽しみ!
 百万石楽市(県内の和菓子、お酒、物産品の展示即売)、有名料亭のお弁当と手打ちそば、お茶席、特設ステージ(文化人トークショー、加賀着物ショー、観光PRステージなど) ステージイベント

特別ゲストトーク(無料!)
 ○食環境プロデューサー 木村ふみ氏 11月2日(木)・4日(土)午前11時〜
 ○俳優 津川雅彦氏 11月2日(木)午後1時30分〜
 ○パティシェ 辻口博啓氏 11月3日(祝)午後1時30分〜
 ○女優 松坂慶子氏 11月5日(日)午後1時30分〜

巨匠作家トーク(無料!)
 ○木工芸 人間国宝 川北良造氏 11月2日(木)午前11時〜(木村ふみ氏、久能靖氏と対談)
 ○陶芸家 人間国宝 三代 徳田八十吉氏 11月4日(土)午前11時〜(木村ふみ氏と対談)
 ○陶芸家 人間国宝 三代 吉田美統氏 11月4日(土)午後1時30分〜
 ○陶芸家 文化功労者 大樋長左衛門 11月5日(日)午前11時〜

●他にも企画がいろいろありそうです。
 詳細、アクセスマップ、交通の便は金沢商工会議所のホームページにて。

「いしかわ伝統的工芸フェア2006」開催へ(金沢商工会議所など)
 (日本商工会議所 2006.9.28)
 日本全国から石川県に匠の技が集結。九谷焼、輪島塗、加賀友禅など地元伝統工芸品も勢揃い

 

るんるん金沢ワンポイント観光ガイド―全国の伝統工芸がまとめて見れる!

2006伝統工芸ふれあい広場いしかわ
金沢の工芸品だけではありません。加賀、能登、そして全国から伝統工芸品とその作家、関係者が集結する貴重なイベントです。入場無料、伝統的工芸品の展示即売、物産品の展示即売、そしてトークショーと盛りだくさん。

2006年08月26日



「箔祭り2006」開催 8/26〜9/1 ひがし茶屋

金沢箔で知られる金沢の金箔、銀箔のPR展示会です。今年は金沢美大生も参加し、伝統工芸と現代アートの新しい出会いともいうべき、おしゃれな作品が出品されるようです。

●会場はひがし茶屋街の一画、たぶん茶屋の一つで行われるイベントだと思いますので、見学するには申し分のない環境と雰囲気です。

●金沢は全国一の金箔生産地で、その98%以上が市内の金箔屋さんでつくられています。そして、実際につくっておられる方はすべてベテラン職人さんです。時々、テレビの報道番組などで仕事ぶりが紹介されますが、見るからに細かな神経と集中力、根気のいる仕事です。

●そういえば、金沢には人間国宝と呼ばれる人が京都に次いで多い、ということを、昨日、NHKBSの番宣(金沢特集)スポットで知りました。金沢箔の職人さんのなかにもたぶん、いらっしゃることでしょう。

●金沢の代表的な伝統工芸、金沢箔をたっぷりと堪能してください。

風情引き立つ箔アート ひがし茶屋街で美大生が展示
(北國新聞 2006年8月27日)
金沢市のひがし茶屋街で二十六日、金沢の箔の魅力を伝える「箔祭り2006」(北國新聞社後援)が始まり、店の格子に金沢美大生十八人による金箔(きんぱく)や銀箔を使ったアートがお目見えした。夕方には茶屋の灯りに照らされて箔が柔らかな光を放ち、訪れた市民らは日中の暑さも忘れ、しっとりとした風情を楽しんだ。(後略)

金沢伝統の金箔を体験する祭り
(北陸朝日放送NewsHeadline 2006年8月26日)
金沢の伝統産業、金箔を身近に感じてもらおうというイベントが、26日から東茶屋街で始まりました。「箔祭り」は県箔商工業組合が開いたもので、今年で3年目を迎えます。(後略)

●私の知り合いのなかにも金沢美大出身の方が何人かいます。ほとんどは商業デザイナーですが、同窓生の中にはたぶん、伝統工芸の世界に進まれた方もおられるでしょうね。金沢美大は、日本の美術・教育・広告関係者のあいだではかなり有名です。

●そんな美大の現役学生たちの金箔を使ったアート作品、いったいどんなものか、想像がふくらみますね。あなたも、将来の人間国宝の作品を見に行ってみませんか?

ひがし茶屋街(北陸中日新聞 ほットくりッく)

ひがし茶屋街(ワンダフルかなざわ)

金沢美術工芸大学

金沢市立安江金箔工芸館

石川新情報書府 金沢箔

2006年06月25日



安江金箔工芸館で沈金や象眼の作品展 8月27日まで


今回から時々、ALPSLABさんの地図サービスを使わせていただこうと思います。
地図をクリックするとALPSLABサイトの元の地図が見れます。縮小率も自由に変えられます。





沈金、象眼きらびやか『埋め込まれた』装飾展 金沢の安江金箔工芸館
(中日新聞)
沈金や象眼が施された工芸品を紹介する夏季展「光を埋める−沈金・象眼を中心とした『埋め込まれた』かざり」が八月二十七日まで、金沢市北安江の安江金箔(きんぱく)工芸館で開かれている。
(中略)
人間国宝・前大峰氏の「沈金山水図丸飾盆」など職人技が光る逸品をはじめ、吹き込み成形により金を埋め込んだガラスの花器、うわぐすりの下に金箔を閉じこめた陶磁などもある。会期中無休。

 ○沈金(ちんきん):沈金は、塗面に鋭利なノミで絵を彫り、そこに金箔や金粉などを入れて、塗面を削ることで絵を描く漆器の加飾技法です。一彫り一彫りが失敗の許されない真剣勝負で、職人の経験と精神力が高度に求められる技法だそうです。
 ○象眼(ぞうがん):本体の地金に図案の溝を彫り、別の地金を嵌め込む技法。 複数の象眼技法があり、本象眼と呼ばれる大きめの地金を嵌め込む方法や 地金の表面に細かい目を入れて表面に金箔や金糸を打ち込む布目象眼などが有る。(Wikipedia)


●金沢は全国一の金箔生産地で、その98%以上が市内の金箔屋さんでつくられています。金箔の基となる金澄についてはほぼ100%といわれ、「金沢箔」という言葉もあるほどです。

●金箔は高価な和風の宝飾品のイメージが強いと思いますが、人体に毒性のない金属としてさまざまな工業製品やインテリア、家具、衣類、食品添加物などに使われています。金をふんだんに使った豪華な九谷焼もあります。最近は関連商品で身近な化粧用小物「あぶらとり紙」も有名になりました。
 ※あぶらとり紙:金箔打ち紙が脂を吸収する性質に優れていたために舞妓さんがお化粧直しに使い始めたのが始まり

●そんな金沢箔の美術工芸品、製箔道具、製品見本、箔打機などを展示している美術館が、安江金箔工芸館です。私は安江町という住所にあるので「安江」なのだと最近まで思っていましたが、それは真っ赤な?誤りで、もともとは金沢で一、二といわれた金箔職人であった故・安江孝明氏が私財を投じてつくられた工芸館(昭和49年開館)だったからなんですね(昭和60年に金沢市に寄贈)。

●私的にはまったく縁のない「金」ですが、その見た目の美しさ、絢爛さは素直に認めざるを得ません。そのうちに、心を奪われない程度にそっとのぞいてきましょう。場所は金沢駅西口から徒歩6分のところです。
「光を埋める−沈金・象嵌を中心とした「埋め込まれた」かざり」展
金沢市立安江金箔工芸館
〒920-0022 金沢市北安江1丁目5番10号
TEL/FAX:076-233-1502

●金沢箔のお店…けっこうあります、サイトも豪華…
箔座
今井金箔
金箔屋本舗(平田製箔)
かなざわカタニ・ドットコム
吉鷹金箔本舗



2006年03月28日



加賀水引細工ミュージアム誕生 3月21日、金沢・野町1丁目

●伝統工芸、加賀水引細工のミュージアムができました。「津田水引折型(おりかた)」の老舗・津田水引折型本店(野町1丁目)がその2階を改装して、同家に伝わる由緒ある水引などの貴重な資料を公開されたそうです。
手仕事の粋、水引を発信 21日、金沢にミュージアム開館
(北國新聞社 2006年3月12日)
石川県稀少伝統工芸品の一つ「加賀水引細工」のミュージアムが21日、金沢市野町1丁目にオープンする。津田流水引として、その技術を今に伝える老舗「津田水引折型(おりかた)」が、創始者から現在の三代目までの作品をはじめ、同家に残る水引資料などを公開する。戦争や後継者の早世などを乗り越え、手仕事の文化を守り伝えた職人たちの技の粋と歴史を紹介し、城下町で育(はぐく)まれた奥深い水引の魅力を発信する。(後略)


●有限会社津田水引折型本店は犀川大橋南詰と野町広小路のあいだにあり、金沢市内にいくつも支店があるので、ご存知の方も多いですね。りっぱなホームページもあります。

津田水引折型

●見るからに手のこんだつくりで、贈り物を豪華に引き立ててくれる水引細工。最近、コンビニなどで100円〜200円で買える冠婚葬祭用の包み紙は、あれはあれで便利なんですが、使われている水引はちょっと比べものになりませんね。

●水引は、江戸時代初期より、武家の献上品のお飾りに使われるようになったものです。400年の歴史があるんですね。材料は「上質の日本紙を細長く切り、こより状にして海草、白土を練りまぜて糊を引いて固める。後で光沢を出すために綿布でこすらせて仕上げを行う」そうです(【加賀水引細工】)。

●加賀水引の特徴は、水引にさまざまな色をつけ、金箔や銀箔を加えて豪華なお飾りに仕上げる点にあり。同じ金沢の伝統工芸品である金沢箔(加賀金箔)との合体作品なんですね。

加賀水引細工

金沢市立安江金箔工芸館ホームページ


●冠婚葬祭はともかく、今日ではお歳暮・お中元の習慣はかなり減ってきましたが、それでも上流階級の方々は今でもおつかいになっていらっしゃることでしょう。伝統工芸品は伝統工芸品としての生きる道があります。





2006年01月05日



加賀蒔絵に注目

●万年筆のサイトを探していて加賀蒔絵の記事を見つけました。今年は金沢の伝統工芸のひとつ、金沢漆器・加賀蒔絵の普及に力が入りそうです。
蒔絵普及へ異業種連携 7事業者が組合設立 海外にらみ商品開発
(北國新聞社 2005年12月28日)
加賀蒔(まき)絵を使った新商品開発と販売促進を目指す「金沢・加賀蒔絵振興事業協同組合」が二十七日までに発足した。金沢市と白山市で伝統産業に携わっている七事業者が手を組み、他の漆器との差別化を図りながら、高級イメージを打ち出していく。(後略)
加賀蒔絵 世界ブランドに 老舗の若手経営者が組合発足へ
(中日新聞)
金沢の伝統技法の加賀蒔絵(まきえ)を世界に通用するブランドに育成しようと、地元の金箔(きんぱく)や日本酒、牛首紬(つむぎ)の老舗の若手経営者が集い協同組合を発足する。異業種の連携により従来のアイデアから脱皮した斬新な企画を立案し、付加価値の高い製品群づくりを目指す。(後略)


●加賀蒔絵とは、寛永年間(1624年〜1644年)に、加賀藩三代藩主・前田利常が美術工芸振興策として、五十嵐道甫(京都の名工)、清水九兵衛(江戸の名工)を指導者として招いたのが始まりだそうです。

詳しくはこちら 金沢漆器

●これからは器だけでなく、万年筆、オルゴール、時計をはじめ、いろんな製品に蒔絵が使われていきそうですね。ワンポイントでも入っているとその商品に風格が漂ってきそうですが、単に値段を高くするためではなく、金沢の素晴らしい伝統芸術をアピールするために一役買ってほしいもの。

●いずれにしても、金沢の伝統美術が全国に知られることは、うれしいかぎりです。お土産も増えるかな。

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