●当ブログも、五木さんのページをご覧になられる方が多いようです。私自身が五木ファンなのでまだまだ記事は増えていくと思いますが、今日はそんな五木寛之ファンの皆様ならきっと喜ぶと思われる、私の最近の新発見をひとつご紹介します。
CMサイト
●このサイトは、無料会員登録をしてCMを見るとポイントがたまり景品に交換できるというサービスのサイトですが、会員に登録せずにそのままトップページからクリックだけで見れる映画コーナー(シネマチャンネル)があります。
●もちろん、その映画もCM付きですが、だいたい5〜6話に分割されているので、ヒマなときに見るにはちょうどいいですね。CMはうっとうしいかも知れませんが、そこは無料ということで。
●そこで2、3日前、偶然目にした『純喫茶エルミタージュ』というタイトルの映画を、ヒマがあったので、見てしまいました。全5話で、計1時間20分くらいでしょうか。映画館での上映はなく、ネット配信の映画のようです。
「純喫茶エルミタージュ」
(※残念ながら配信は昨年末で終了した模様です)
出演者の顔がわかります(NET CINEMA)
●この映画は、エルミタージュ(仏語で「隠れ家」)という名前の喫茶店で働く、ちょっと風変わりな人たちによるほのぼのラブストーリーで、主役は個性派俳優の田中要次さん。純朴で、お人よしで、きまじめで、不器用な、いかにも田中さん本人らしい人物が主人公(リストラされた元課長)です。
●物語は、絵に描いたようなほのぼの路線で、クスリと笑える個所を随所に交えながらもジーンと涙がにじんでくる映画でした。テーマは“早春賦”。純喫茶の純は、純愛の純なんでしょうね。よかったです。
●しかし、今回はこの映画そのものの話ではなく、出演者の一人、喫茶店エルミタージュのマスター役を演じていた船木誠勝(まさかつ)さんのことです。上の出演者のページの一番下に顔写真が載っています。
●しかし、この写真ではまだ気づかないでしょう、あまり似てないですから。ですから、ぜひ本編の映画を見てください。第1話だけでけっこうです。
●私は、本編の映画が始まってすぐ、だれかに似ているなあ…と思いながら思い出せず、ウーンとうなりながらついついストーリーに見入ってしまったのですが、1本目を見終わったときに、そうだ、この顔は五木寛之さんだ、ということに気づきました。
●映画の中ではふち無しの眼鏡をかけられていますが、目元、鼻筋、口元、顔の輪郭、おまけにヘアースタイルまで、私には五木寛之さん(の若い頃)そのものに見えてきたのです。そう思って見ていると、何だか役どころも何となくイメージがダブってきました。
●気になって、映画を見終わってからその俳優の名前を調べてみると、船木誠勝という名前でした。
●もうそれほど若くなさそうな俳優なのに、今までまったく聞いたこともない名前だったのでネットで調べてみると…
なんと! 役者デビューは数年前のことで、それまでの職業が“プロレスラー”だったのです。あまりのイメージの格差にびっくり、思わず へ〜 でした。
●船木誠勝という名前、プロレスファンならとっくにご存知のことと思います。15歳で史上最年少デビュー、新日本プロレス〜U・W・F〜藤原組〜パンクラス、今年5月ヒクソン・グレイシーとの対戦後に引退、つい最近は復帰宣言も…。プロレスファンには超有名人のようです。
●が、残念ながら私はほとんどその世界には興味がなく(子ども時代にテレビで見た力道山と、10年ほど前北陸自動車道のSAで偶然、横に座られたジャイアント馬場さんは知っています)、まったく初耳の名前でした。
●しかし、プロフィールを見ると、俳優デビュー(4、5年前なのでしょうか)後に出ている映画やドラマで、ひょっとして見かけたことはあったかもしれません。でも、記憶にはありませんでした。
●なぜなら、五木さんの顔って、非常に端正な顔立ちではありますが、どちらかというと地味なほうですから(失礼)。有名人になられた後ではすぐにわかりますが、若い頃は街中ですれ違っても気づかれないタイプだったと思うのです(失礼)。(他人事でもないのですが)
●同じように、船木誠勝という俳優も、まだ主役作品が少ないせいでしょうか、私にとってはそんなに目立つ存在ではありませんでした(失礼)。
●船木誠勝さんは映画の中で立ち回りがあるのですが、正義感があり口だけは威勢がよくても腕力はまったくない、へなちょこマスターでした。実物とは正反対の役どころが笑えますね。
※そういえば、いつも赤いベストを着ていて気づきにくいのですが、大きく息を吸ったときの胸部が大きく、けっこういい体してそうだなと思ってました。今から思うと、当たり前でした。
●とにかく一度、映画を見てみてください。驚きますよ。ぼそっとしゃべるところやオトボケ具合まで、(若い頃の)生身の五木さんってこんな感じじゃなかったのかなあ、と思わせる雰囲気が、船木マスターには漂っていました。ここまで書いてきて気づいたのですが、この映画の監督は五木さんを意識してこのキャラクターをつくられたのかも知れません。それくらい似ているように感じました。
●船木さんの他の映画や公式サイトの写真など見ててもまったく似てると思えないのですが、この映画の役の中でだけ、実に五木寛之さんの青年時代にそっくりなんです。だから、五木ファンの方、お見逃しのないよう。
無料で見れる映画ですので、いつ削除されるかわかりません。貴重なチャンスをお見逃しなく。(※残念ながら配信は昨年末で終了した模様です)
無料映画「純喫茶エルミタージュ」
船木誠勝公式サイト
船木誠勝ブログ「Madness」
