●名前の由来は「芋掘り藤五郎(とうごろう)」にあるとか。これは金沢の民間伝承の一つで、そういえば、小学校時代、他の物語とともに習った記憶があります。なかでもこのお話は、兼六園にある「金城霊澤」にまつわる話で、「金澤(金沢)」の地名のもとになったといわれる由緒正しい伝説だったはず。
○金城霊沢の秘密〜芋掘り藤五郎をめぐる歴史ロマンへの旅〜(美多幸夫)
○金沢の地名伝説「芋掘り藤五郎」
●思い出しました。無欲な正直者の芋掘り藤五郎が、最後には億万長者になったというお話。私も無欲な正直者なので、いずれそのうちに…と思ってはいるのですが…
●それにしてもすごいです。ついに“加賀野菜の真打登場”ってとこでしょうか。金沢時代、長芋はけっこう食べていた気がしますが、自然薯(ジネンジョ)はありませんでした。本物のジネンジョならすごい貴重品です。今回のものはバイオ技術で開発されたものだそうですが、それでも自然の力を利用したものですから、まったく問題はありません。
●「現在、金沢藤五郎は湯涌地区の六農家が生産しており、地元旅館で食材として好評を得ている。昨年度から三谷地区の四農家でも栽培を始め、新年度からは犀川上流部の七農家も栽培に乗り出す予定という」(北國新聞社)
●金沢・湯涌温泉の名物がまた一つ増えました。今度の帰省時に食べれるかなあ…
金沢藤五郎、いざ全国へ ジネンジョ新品種、登録完了 湯涌地区原産、ブランド化
(北國新聞社 2006.3.7)
金沢市の湯涌地区などで栽培されているジネンジョ「金沢藤五郎」が六日までに、農林水産省の品種登録の認可を受け、金沢の”ブランド野菜”に新たな特産品が加わった。普通のジネンジョより成長が早く、粘りが強いのが特徴。名称は金沢という地名の由来とされる「芋掘り藤五郎(とうごろう)」の伝説にちなむ。名付け親の山出保市長は「生産量を増やし、金沢ブランドとして全国発信したい」と今後の展開に意欲を示している。
金沢藤五郎は、湯涌地区の山中で自生していたジネンジョのうち、地元の協力を得て高品質なものを選び出し、金沢市農業センターがバイオ技術で増やしていった品種。一九九六(平成八)年から品種確立に向けて試行錯誤を繰り返し、三年前に登録を申請。足かけ十年で、晴れて新品種として認められた。
通常のジネンジョは収穫まで三年かかるが、金沢藤五郎は二年で食べごろになる。農業センターによると、これほど生育の早いジネンジョはほかにない上、一般に市販されているナガイモより粘りが強く、味の評価も高いという。(後略)
金城霊沢|金沢|加賀野菜|ジネンジョ|金沢藤五郎
ねばりがあっておいしかったなぁ〜。
●いま私が健康でいられるのは、子どもの頃に食べていたものが“健康的な”ものだったからだと思います。インスタント物や添加剤などのなかった時代で、質素そのものでしたが、かえってそれがよかったようです。