加賀野菜にジネンジョが新登場、その名も「金沢藤五郎」! 金沢遠望

2006年03月09日



加賀野菜にジネンジョが新登場、その名も「金沢藤五郎」!

●しばらくのあいだ更新サボっておりました加賀野菜に関する新情報、湯涌のジネンジョが加賀野菜に新規登録されたそうです。名前は「金沢藤五郎」。普通のジネンジョより粘りが強いというから、おいしさも非常に期待できます。

●名前の由来は「芋掘り藤五郎(とうごろう)」にあるとか。これは金沢の民間伝承の一つで、そういえば、小学校時代、他の物語とともに習った記憶があります。なかでもこのお話は、兼六園にある「金城霊澤」にまつわる話で、「金澤(金沢)」の地名のもとになったといわれる由緒正しい伝説だったはず。

金城霊沢の秘密〜芋掘り藤五郎をめぐる歴史ロマンへの旅〜(美多幸夫)

金沢の地名伝説「芋掘り藤五郎」

●思い出しました。無欲な正直者の芋掘り藤五郎が、最後には億万長者になったというお話。私も無欲な正直者なので、いずれそのうちに…と思ってはいるのですが…

●それにしてもすごいです。ついに“加賀野菜の真打登場”ってとこでしょうか。金沢時代、長芋はけっこう食べていた気がしますが、自然薯(ジネンジョ)はありませんでした。本物のジネンジョならすごい貴重品です。今回のものはバイオ技術で開発されたものだそうですが、それでも自然の力を利用したものですから、まったく問題はありません。

●「現在、金沢藤五郎は湯涌地区の六農家が生産しており、地元旅館で食材として好評を得ている。昨年度から三谷地区の四農家でも栽培を始め、新年度からは犀川上流部の七農家も栽培に乗り出す予定という」(北國新聞社)

●金沢・湯涌温泉の名物がまた一つ増えました。今度の帰省時に食べれるかなあ…
金沢藤五郎、いざ全国へ ジネンジョ新品種、登録完了 湯涌地区原産、ブランド化
(北國新聞社 2006.3.7)
 金沢市の湯涌地区などで栽培されているジネンジョ「金沢藤五郎」が六日までに、農林水産省の品種登録の認可を受け、金沢の”ブランド野菜”に新たな特産品が加わった。普通のジネンジョより成長が早く、粘りが強いのが特徴。名称は金沢という地名の由来とされる「芋掘り藤五郎(とうごろう)」の伝説にちなむ。名付け親の山出保市長は「生産量を増やし、金沢ブランドとして全国発信したい」と今後の展開に意欲を示している。
 金沢藤五郎は、湯涌地区の山中で自生していたジネンジョのうち、地元の協力を得て高品質なものを選び出し、金沢市農業センターがバイオ技術で増やしていった品種。一九九六(平成八)年から品種確立に向けて試行錯誤を繰り返し、三年前に登録を申請。足かけ十年で、晴れて新品種として認められた。
 通常のジネンジョは収穫まで三年かかるが、金沢藤五郎は二年で食べごろになる。農業センターによると、これほど生育の早いジネンジョはほかにない上、一般に市販されているナガイモより粘りが強く、味の評価も高いという。(後略)






posted by kenbo | 石川 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 金沢の美味 | 金沢遠望 TOPへ
この記事へのコメント
加賀の丸いもはよく食べていました。
ねばりがあっておいしかったなぁ〜。
Posted by くてくて at 2006年03月11日 20:40
●そうですね。長芋はとろろに、丸芋は煮っころがしでした。むかしから金沢は新鮮な近郊野菜の多い町でしたね。

●いま私が健康でいられるのは、子どもの頃に食べていたものが“健康的な”ものだったからだと思います。インスタント物や添加剤などのなかった時代で、質素そのものでしたが、かえってそれがよかったようです。
Posted by kenbo at 2006年03月12日 04:59
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。