金沢の香りは「尾山神社の梅」 市観光協会、資生堂と共同開発
(北國新聞社 2006年4月28日)
金沢市観光協会と資生堂(東京)は、金沢の市木である梅の花をイメージした”ご当地香水”を共同開発した。前田家ゆかりの尾山神社の梅から香りを採取。金沢の新たな土産品として誘客につなげる。六月一日に市内の百貨店やホテル、資生堂各店から発売し、インターネット販売も予定している。
商品名は「金沢オードパルファム(ピュアミスト)〜金沢の香り」。一本三十ミリリットル入りで、二千百円(税込み)で売り出す。初回生産は五千本。二十七日、金沢ニューグランドホテルで同協会、資生堂の関係者らが商品をPRした。(後略)
金沢“ご当地香水” 梅を基調 6月から販売
(中日新聞)
金沢市観光協会は二十七日、資生堂と共同で金沢の市木・梅の香りを基調とした香水「金沢オードパルファム」を開発したと発表した。金沢観光の思い出を香りで刻むおしゃれな土産品として人気を集めそう。六月一日から市内の協会加盟店で発売する。(後略)
●尾山神社の「淋子紅梅(りんずこうばい)」などから採取した香りを基調にした香水で、一昨日見たテレビのニュースでは、大方の想像通り、「淡くて上品な香り」という、市民の言葉が紹介されてましたね。
●「淋子紅梅」というのは、前田利家の金沢城入城(1583年)400年記念に献木された梅の木だそうです。
「金沢の香り」誕生
(MROニュース 2006年4月27日)
(前略)2005年3月末に、この花にビニールをかけて、香りを採取し、分析して得られた梅の香りをベースに、お香などに使われる「黒方(くろほう)」と、フルーツの香りをミックスして誕生しました。
●メーカーの戦略といえばそれまでですが、もともと人間にとって一番身近な香りのモトは花や草木なので、環境保護、健康志向、ふるさと回帰といった最近の風潮のなか、けっこう売れそうな予感がします。
●しかし、梅の花って、いったいどんな香りだったでしょうか? 漠然と想像はできるのですが、もともとあまり強い匂いではないことや、人一倍情緒不足である私には、はっきりと思い出せません。
●それでも、毎年“春の訪れ”を感じさせてくれる花で、一年でもっともいい気分になれる季節の香りであることは間違いないので、金沢のイメージアップには申し分なし、ですね。
●むずかしいことは抜きに、新しい観光土産ができたということで、素直に喜びましょう。香りのお土産って、けっこういいんじゃないでしょうか。6月の発売が楽しみ。
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