金沢では新盆のお墓参り、梅雨明けはまだだけど 金沢遠望

2006年07月16日



金沢では新盆のお墓参り、梅雨明けはまだだけど

金沢各所で新盆の墓参り
(北陸朝日放送 7月14日) 
14日の石川県内は朝から青空が広がり、金沢では31.8度と13日に続き真夏日となりました。こうした中、金沢市の野田山墓地では、朝早くから、花束やキリコを抱えた人たちが新盆の墓参りに訪れていました。そして墓石を磨いて周囲の草むしりをした後、祖先の霊に手を合わせて供養していました。金沢地方気象台によりますと、県内はあすから再び梅雨前線の活動が活発になるため、3連休はくずついた空模様になりそうですが、気温は30℃近くまで上がり暑い日が続きそうです。

新盆(にいぼん)初盆(はつぼん)というのは、一般には、亡くなられてから初めて迎えるお盆のこととされています。

●最近の新盆の慣習やお供え物の贈答様式について、Allaboutに記事がありましたので、ご参考までに。

 亡くなってから初めて迎える新盆について - [冠婚葬祭]All About

●しかし、なぜかわかりませんが、金沢では先祖供養の盆の行事は東京などと同じように新暦で行う風習があり、もちろん旧盆(8月)でもかまわないのですが、お墓参りは毎年7月14〜15日を中心に行われています。
※また、うちだけかも知れませんが、新盆の呼び方は、旧盆に対する言葉として<しんぼん>といってます。

●お墓参りでは、お墓の前に花とお供えを置き、ロウソクと線香をつけ、キリコを飾ります。

キリコとは、模型飛行機のような細い木でつくった直方体の枠に極薄の板の屋根をつけ、4面に障子紙を貼ったもので、中にロウソクを灯せるように裏底から短いクギがでているという簡素なつくりのもです。ちょうちんの代役のようなイメージがありますね。

●また、このキリコはどうやら金沢独特のものらしく、他の地方では(といっても数カ所しか知りませんが)見かけた覚えはありません。

 キリコの写真と説明が、籐五郎さんの1年前のブログの記事にありました。
 北陸の城下町金沢ぶらり旅 【桜橋から・・・・】

●籐五郎さんによると、最近はお盆の後に焼却するときの煙が環境によくないとかで、キリコを使うことが減っているそうです。子どもの頃からなじんできたモノですが、将来はなくなる運命にあるのでしょうか。もしそうなら、非常に寂しい話です。 ※籐五郎さんの写真にある木札のようなものは、まだ見たことがありません。

●私は夏の帰省はしたりしなかったり、また大型連休時はあえて避けて移動していますので、いつも季節はずれのお墓参りになってしまいます。親不孝ばかりか、先祖不幸まで重ねております。

●今年は7/15〜17と3連休なので、各墓苑ではあすまでお墓参りの人が多そうですね。墓苑周辺の交通規制に注意してお出かけください。


posted by kenbo | 石川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金沢の風物詩 | 金沢遠望 TOPへ
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。