●7/16(日)、金沢駅前の石川県立音楽堂で、先月13日に亡くなられたオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の音楽監督・指揮者、岩城宏之さんの追悼演奏会が開かれました。
●追悼式では、岩城さんの奥様でピアニストの木村かをりさんが、同オーケストラの永久名誉音楽監督の称号と金沢市の景仰の証を贈られました。 また、演奏会では、元OEK首席客演指揮者のジャン=ピエール・ヴァレーズ、外山雄三、天沼裕子、池辺晋一郎の各氏の指揮により、モーツァルトやベートーベン、武満徹らの名曲が演奏されました。
ありがとうマエストロ OEK音楽監督 岩城さん追悼演奏会 県立音楽堂
(中日新聞)
●人なつっこい笑顔で最後の最後まで音楽とともに歩まれた岩城さん。人知れないご努力やご苦労があったり、やり残されたことも多々あろうかと思いますが、一人の人間の人生としては、たいへん幸せな生き方をまっとうされたような気がします。
●音楽というジャンルを超えて、これだけ幅広い層の人々に親しまれた方はそれほど多くはいらっしゃらないでしょう。
●先日、NHKの追悼番組を見て改めてしんみりさせられましたが、「何事にも誠心誠意、一生けんめい取り組む姿が大勢の人を感動させ、その人にとっても幸せな人生になる」ということを教えていただいたように思います。
●下の写真は、先月帰省時に撮ってきた石川県立音楽堂です。この日は百万石まつりの行列のあった日で、偶然、音楽堂の前を通りかかったものですから。
岩城さんの笑顔を思い出しながら写真を撮りましたが、まさかこの2日後にご逝去のニュースを知ることになるとは思ってもいませんでした。ご冥福をお祈りいたします。
石川県立音楽堂
(2006.6.10撮影)