●また、石川県立美術館では7月21日より、出光コレクションが所蔵するフランスの国民的画家ルオーの作品展が始まっています。
フランス近代絵画展 金沢21世紀美術館 一般公開始まる
(北國新聞社 2006年7月22日)
近代絵画をリードした巨匠たちの名作を公開する「フランス近代絵画展〜印象派からの知られざる物語」(北國新聞社、北陸放送、金沢21世紀美術館主催)は二十二日、金沢市の同美術館で一般公開が始まった。ルノワール、モネ、ゴッホなど日本でもおなじみの画家の作品約百二十点が展示され、会場は名画に見入る来場者の熱気が漂った。(後略)
名画と対話 県立美術館『ルオー展』開幕
(中日新聞)
「出光コレクションによる ルオー展」(北陸中日新聞など主催)が二十一日、金沢市の石川県立美術館で始まり、初日から熱心な美術ファンが詰め掛けた。八月二十日まで。会期中無休。展覧会は本紙と石川県立美術館、NHK金沢放送局、石川テレビ放送、NHK中部ブレーンズの主催。フランスの国民的画家ルオーの連作版画「ミセレーレ」、連作油彩画「受難」など名品二百九点を集めた。(後略)
●これは個人的な感想ですが、世界の絵画の中で、とりわけフランスの近代絵画が、日本人にとってもっとも親しみを感じるような気がしてなりません。なぜなんでしょうね。巨匠たちの作品に江戸時代の日本の絵画(浮世絵など)の影響を感じるからでしょうか、フランス在住の日本人画家が多いせいでしょうか。明治〜昭和初期にかけて、フランス文化に接する日本人が多かったのかもしれませんね。
●それはともかく、金沢の2大美術館で、同じ時期に、同じフランス近代美術の作品展が開かれるということ。もちろん偶然だとは思いますが、金沢という街が、美術振興に対して並々ならぬ意欲をもっているということの証でもあります。
●伝統工芸〜文学〜音楽に次いで美術。…そしてその次は生活デザインかな(2006年秋「ライフ&ファッション金沢ウィーク」)。金沢の21世紀のキーワードは、「芸術・文化・生活」なんですね。
●次世代の人たちには、これらのイベントや行事から学んだことを糧に、ぜひとも新しい金沢の文化を創り出していただきたいと思います。私たちおじさん・おばさん部隊は黙って応援をするだけです。
《金沢ワンポイント観光ガイド―旅先での美術鑑賞、たまにはいいね》
●この夏は、兼六園の目の前にある2つの美術館で、フランス絵画が楽しめます!
広坂・本多通りをはさんで東西に位置する2大美術館
フランス近代絵画|金沢21世紀美術館|石川県立美術館
いつも参考にさせて頂いています。
TBをお願い致します。