●これまで一方通行でなかったのが不思議なくらい。金沢・主計町(ちからまち)の浅野川左岸沿い一帯、橋場町・浅野川大橋から中の橋にかけての通りのことです。

一方通行で散策しやすく 金沢・主計町、市と協定締結 10月開始を要望
(北國新聞 2006年7月25日)
金沢市の茶屋街の一つ、主計町の町会と料亭組合が二十四日、浅野川沿いの一方通行化を目指す「歩けるまちづくり協定」を市と締結した。一方通行化には県公安委員会の決定が必要で、地元では今年十月ごろからの開始を要望している。同協定の締結は、竪町、横安江町に続く三例目で、商店街以外では初めて。(後略)
●一方通行化されるのは、浅野川大橋―中の橋間の約百六十メートル・道幅が約四メートルという区間で、これにより車は浅野川大橋側からしか進入できなくなります。
●一帯は、対岸のひがし茶屋街から歩いて2分とかからない観光スポットで、これで以前よりは少しだけ安心して歩き回れるようになります。
●もともと城下町という性格上、金沢の道は全体的に細く、入り組んでつくられています。戦災に遭わなかったことも幸いし、古い町並みや建物が残っているのは良いのですが、反面、車の通行にはちょっと不便な個所が多いのも事実。しかし、人の暮らしを考えると、この不便さがかえってこれからの時代、新しい価値観のアピールになるはずです。
●狭い道、古い町並み、アナログな風景… 観光に訪れる方々は、みなさん、こんな金沢を期待していますよね。
当ブログ開始の当初、看板として使っていた写真です(左手が浅野川)。ちょうどこの写真を撮った場所が真ん中あたり。2年前の正月で冷たい小雨の降る日でしたが、どこからか三味線の音が聞こえていました。