●ヘルシー de 加賀ヤサイ!
●ということで、加賀野菜をたっぷり使った「ヘルシー和菓子」が登場しました。今回は、金時草、五郎島金時(さつまいも)、加賀太きゅうり、加賀れんこん、打木赤皮甘栗(うつぎあかがわあまぐり)かぼちゃの計5種類の加賀野菜が使われたそうです。
加賀野菜で創作和菓子 色・風味そのままに 金沢の青果店と菓子店、魅力発信へ合作
(北國新聞社 2006年8月9日)
金時草や加賀太きゅうりなど加賀野菜をたっぷり使った郷土色豊かな「ヘルシー和菓子」を、金沢市の近江町市場に青果店を構える小畑文明さん(56)が八日までに考案した。市内の菓子店と二カ月間、試行錯誤を重ね、和菓子に生まれ変わった野菜は五種類。加賀野菜保存懇話会事務局長も務める小畑さんは「野菜のプロ」として、素材の色や風味、食感を生かす方法を工夫し、くずもち風に夏の季節感も加えた。小畑さんらは近く販売を始め、加賀野菜の新たな魅力を発信したい考えだ。(後略)
●加賀藩の時代からお茶と和菓子にはそれぞれ定評のある金沢ですが、地元特産品の野菜を大々的に使った和菓子は、これが初めての試みかもしれませんね。野菜と和菓子って、一瞬違和感を感じる組み合わせかも知れませんが、ちょっと考えると、あ、なるほど!と気づきます。
●じつは、この6月の帰省時に、名古屋に戻る前に買ったお土産の一つが、加賀野菜のスープでした。これは尾張町の「佃」で佃煮を買ったついでに買ったものです。
●もちろん、おいしかったです。
●で、この時の食感はというと、原材料に、さつまいも、つるまめ、れんこん、と書かれてある通り、上品で、あっさりとしていて、かつもっちゃり感のある独特の甘さで、私にはまるで高級和菓子を食べているように感じられました。ふだんはあまり和菓子は食べない、というより、むしろ敬遠気味の私ですが、このスープは最後の一滴までおいしく飲むことができました。これはもう、絶対におすすめの一品です。
●ということで、今回はスープの、じゃなかった、和菓子の新商品のご紹介でした。金沢土産がまたまた増えて、嬉しい限り。
<追加情報>
加賀野菜の夏菓子好評 金沢 金時草や加賀れんこん… 栄養や効能も紹介
(北國新聞 2006年8月22日)
金時草や加賀れんこんなど五つの加賀野菜をふんだんに使った葛(くず)もち風の和菓子が二十一日までに、金沢市内の菓子店の店頭に並び、人気を集めている。九日付本紙で紹介されて以来、商品を求める人や問い合わせが相次いだ。商品には使用した野菜の栄養や効能の説明書を添え、ヘルシーさもアピールしている。
加賀野菜の夏菓子「加賀の四季」は金時草、加賀れんこん、さつまいも、加賀太きゅうり、打木赤皮甘栗かぼちゃが使われている。商品化にあたり、紫色が鮮やかな金時草の菓子には金箔(きんぱく)を、白く見た目がシンプルだった加賀れんこんの菓子にはハスの実をあしらうなどの工夫もした。(後略)
北国新聞の記事見ましたが、北国のカラー印刷がどぎついせいか、お菓子の色はビックリするほど鮮やかでした^^;。まあ最近は「紫芋」の菓子もあるから、気にしない人のほうが多いかもしれませんし、出所がハッキリしているのでまあ大丈夫だとは思いますが、ちょっとビックリする色でした^^;。
●加賀野菜、少しは有名になっているのでしょうか。うれしいニュースですね。
●北國新聞は帰省時にたまに目にすることもありますが、たしかにその通りで、面白いお話です。せっかくの上品なイメージのある「加賀野菜」や「和菓子」なのにね。
●そういえば、北國新聞に限りませんが、新聞の写真て、時々ものすごく面白い写り方がしているものがありますね。厳粛な記事でも、思わず笑いころげてしまいます
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