金沢21世紀美術館、来館客が250万人を突破! 金沢遠望

2006年08月15日



金沢21世紀美術館、来館客が250万人を突破!

●兼六園の入り口(真弓坂口)の向かい側、広坂交差点に面してたたずんでいるガラス張りの大きな建物、それが金沢の新名所、金沢21世紀美術館です。

●兼六園を訪れる人がほとんど訪れると思われる、新しい金沢の文化発信の拠点です。運営ポリシーも、建物デザインも、展示作品の質の高さも超一流の雰囲気が漂い、素晴らしいづくめです。これから金沢を訪れる方は絶対に見逃せない観光ポイントですので、ぜひ、名前と位置を覚えておいてください。

金沢21世紀美術館

21世紀美術館夜景.jpg






●そんな金沢21世紀美術館が、2004年(平成16年)10月9日のオープン以来、250万人のお客様をお迎えしたとのこと。これは金沢市の人口45.5万人の5.5倍に相当する規模です。すごいですねえ。さすが金沢が誇る新名所です。
金沢21世紀美術館、来館250万人突破
(北國新聞社 2006年8月10日)
金沢市の金沢21世紀美術館で十日、開館以来の入館者数が二百五十万人を突破した。同美術館では順調に来館者数を伸ばしており、開館二年目の年間来館目標百万人も達成する見通しだ。(後略)

●金沢の公的な美術館といえば、これまでは金沢21世紀美術館のすぐ東側にある石川県立美術館しかなかったのですが、この金沢21世紀美術館ができたことで、金沢の美術・芸術界には素晴らしい発表の場と刺激の機会が増えたわけですから、その存在価値は非常に大きなものがあると思います。

●小学生の頃、絵を描くことが好きだった私としては、非常にうらやましいですね。いま、私が金沢に住む小学生だったなら… 悔しいです。時間は元に戻りません。

●ところで、この美術館はここに突如として生まれたのではなく、元々は、私の記憶では「金大付属小・中学校(金沢大学教育学部付属小学校・中学校)」、その前はたしか「第二高女(石川県立金沢第二高等女学校)」があった場所です。違いましたっけ? 美術館の前庭には、今でも女性のブロンズ像(第二高女同窓会「真清水会」の記念碑?)が立ってますよね。

第二高女記念像.jpg

●なぜこんなことをいうかというと、実は、4年前に亡くなった私の母が、その女学校の卒業生だったからです。このあたりを通るたびに、母から「ここが私の学校だった」と誇らしげにいうのを、何度も聞かされていました。私は女学校の置かれていた立場や意味などはまったくわかりませんが、ここは現在の私にとっては特別の思い出が残る場所の一つなんです。

●それで、この記事を書くにあたって、私の記憶がかなり薄れていることもあって、この場所が元々どんな町で、どんな建物の跡地だったかを正確に調べておこう思い、そういった情報を求めて調べてみました。しかし、残念ながら当美術館のホームページにも他の金沢関連サイトにも何も発見できませんでした。

●きわめて個人的な意見かもしれませんが、せめて美術館のホームページの中に、むかしこのあたりはこんな町で、こんな建物が立っていたなどといった説明が、カンタンでいいから記しておいてほしいと思いました。未来志向もけっこうですが、地域を大切に、地域とともに歩む“市民のための美術館”でもあってほしいからです。(すいません、えらそうに)



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