●今年11月、金沢駅東口の前にイオン直営のファッションビル「金沢フォーラス」がオープンします。売場面積約4万6千平方メートル、地上8階建てで、北陸初出店のファッションブランドやシネコンなどが出店の予定とか。
中心商店街が対抗策 「フォーラス」金沢駅前に11月開業
(中日新聞 8/26)
金沢市のJR金沢駅前にイオン(千葉市)のファッションビル「フォーラス」が11月に開業する。売り場面積約4万6000平方メートルの巨大商業施設の出現だが、市中心部の商店街、ファッションビルも、ただ手をこまねいてはいない。竪町商店街は、駅前とを結ぶ無料シャトルバスを10月から運行させ対抗。香林坊のファションビルは人気ブランドを入店させ、買い物客の取り込みを図る。フォーラス開業を控え、秋の金沢の商戦は一段と熱気を帯びそうだ。(後略)
新幹線開業控え『駅周辺エリア』浮上 金沢“三極化”加速 商業施設やホテル続々建設
(北陸中日新聞 5/11)
北陸新幹線開業を前に金沢の「玄関口」が生まれ変わろうとしている。JR金沢駅周辺は商業施設やホテル、マンションの建設ラッシュ。連日、工事のつち音が響く。「香林坊・片町・竪町」や、「武蔵ケ辻」の中心商業地に比べ集客力は弱かったが、今後は「駅周辺」が浮上して“三極化”が進み、商業地図が塗り変わるとの見方が強まっている。 (後略)
●金沢駅周辺は(東も西も)、他にも大型のホテルや商業ビル、マンションなどが建設中で、あと2年もすればすっかり街の風景が変わってしまいそうです。すでに10年前と比べても大きく変わっているのに、これからいったいどんな風になっていくのでしょうか。
●バブル時代をはるかにしのぐ建設ラッシュ、すべては新幹線開業(数年後?)をにらんでの競争なんですね。でも、こんなに一気にショッピング施設が増えて大丈夫なんでしょうか。ホテルが増えるのはわかるのですが、ショッピング施設も観光客をアテにしているということでしょうか? なんて、心配する立場ではありませんけど。
●ちなみに、昭和時代(60年代まで)、大型商業施設といえば、大和百貨店(片町)と丸越百貨店(武蔵が辻)の2つの百貨店だけでした。竪町商店街や近江町市場はありましたが…
金沢市の人口は、昭和64年1月1日現在の「43.9万人」が、平成18年1月1日現在で「45.5万人」に。この17年間で1.6万人しか増えてないのに、それでもやっていけてるのが不思議です。というか、関係者のご苦労が忍ばれます。
●ファッションやブランドにまったく興味のない私としては、映画館が増えたりおいしいものを食べられる機会が増えることについては、素直に喜んでおりマッスル。
●既存の商業施設も必死に対抗策を考えています。燃える秋、金沢2006。
《金沢ワンポイント観光ガイド―ブランドショッピングも金沢で》
百万石ゆかりの史跡、伝統工芸、加賀野菜だけではありません。これからは最新ファッションや人気ブランドのショッピングまで楽しめる、古くて新しい街になります。
3極化する金沢の商業地区
<金沢駅前地区>
金沢フォーラス(2006年11月オープン)
金沢駅西口開発ビル(2007年4月オープン)
<武蔵が辻地区>
めいてつエムザ
近江町市場再開発ビル(2008年秋オープン)
<香林坊・片町・竪町地区>
大和
アトリオ
香林坊109(2006年秋ミニ改装)
ラブロ片町
竪町商店街、テミス、パティオ(2007年4月全面改装)