金沢検定まであと2カ月あまり。あまり時間はないかも知れませんが、あなたのご存知の情報の整理と、すこしだけ新しい知識を得るために、ちょっと目を通されてはいかがでしょう。気のきいた観光ガイドとしても楽しめる本もあります。
●金沢検定300ドリル
昨年の試験問題と解答に、今年の実施要綱がついています。具体的な問題と答が載っているので、とりあえず一番頼れそうな本でしょう。 なんだか受験時代を思い出しちゃいますが、傾向と対策に役立つ一冊。
北国新聞社 (2002/06)
●おもしろ金沢学(新装版)
金沢に関する雑学事典。歴史、文化、地域、暮らし、人、金沢弁など、金沢を手軽に学べます。
●新 頑張りまっし金沢ことば
1冊まるごと金沢弁。北國新聞連載記事の単行本化の第2弾は、第1弾と同じく金沢大学教育学部・加藤教授の監修になります。金沢弁を通して、金沢の土地柄・人柄が伝わってきますね。巻頭言の一つに、当ブログでもご紹介しているショパンのピアニスト・宮谷理香さんの金沢弁について書かれてます。彼女は3歳で東京に引越したにもかかわらず、生まれ・育ちが金沢のご家族(両親、祖母)によってディープな金沢弁で育てられたのだとか。
●決定版ほくりくの冠婚葬祭
その土地のことを知るには、その土地の風俗・習慣に接するのが一番確実。ということで、北陸地方の冠婚葬祭のしきたりで金沢人のモノの考え方がわかります。
●五木寛之の新金沢小景
ご存知、五木寛之氏が監修されたテレビ金沢制作の『新金沢小景』(放送:2003年4月〜2年間)で紹介された金沢の風物をまとめられた本です。五木氏監修とあって、文学を中心に、金沢の歴史、文化、人物、暮らしが、重厚さをもって紹介されてます。観光ガイドにもぴったり。
ところで、松原健之ファンのみなさん、この本をご存知でしたか? 180ページに、金沢望郷歌の歌詞フルコーラスと、お二人が談笑している写真が載ってますよ(場所は金沢蓄音機館の中)。
●おとこ川おんな川
これも北國新聞社の編集・発行の本。2005年1月5日〜10月19日まで朝刊に連載された同名の記事を一部加筆、修正してまとめられた本です。おとこ川(犀川)とおんな川(浅野川)の2つの川から“金沢らしさ”を追求するという主旨にもとづき、金沢の歴史・文化が現在どのように息づいているか、そして未来に向かってどのように変わっていこうとしているかが論じられています。格調高いないようですが、写真も多く、最後に有名人のコメントも載ってますよ。金沢検定の参考書だけではもったいない。
●よみがえる金沢城〈1〉
金沢城の創建(1580年)から廃絶(1869年)にいたる約300年の歴史を中心に、創建以前に置かれた金沢御堂から、金沢城公園として整備された現代までの450年の歴史を8つの時期に分け、城の変遷と城内を舞台に起きたできごとを紹介しています。
石川県教育委員会 (2006/04)
●書府太郎 (上・下巻)
北國新聞社編集・刊。石川県と金沢市の人物、歴史、文化財、宗教、生活など網羅した、石川県大百科事典。上下2巻でオールカラー印刷。ジャンル別に編集されており、上巻は、人物、歴史、文化財、宗教、民俗・生活、医療・福祉の6分野、下巻は政治・社会、文化、自然など6分野を収めてい、ます。石川県に関する基礎的知識と情報を網羅する約7000項目が掲載。
●金沢城下町
城下町金沢の成立から多彩な祭礼、神社・寺院の御利益まで、武士と町人が築き上げた都市文化を、第一線の研究者たちが生き生きと語られています。
●利家とまつに学ぶ
NHK大河ドラマを契機に、前田利家とまつ、加賀藩・金沢に興味をもたれる方が一気に増えました。この本は、財団法人・北国新聞文化センターが平成13年1月から11月まで開講した特別講座「続金沢学―加賀百万石物語―利家とまつに学ぶ」を基に、各講師の講義内容にその後の新事実も追加し、編集されたもの。
北国新聞社 (2001/11)
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