●金沢21世紀美術館で、金沢市内中心部の巨大模型が無料展示されています。金沢工業大学の水野一郎、蜂谷俊雄の両教授と、そのゼミの学生さんたち約30人が2カ月がかりで製作した、500分の1サイズの精密な模型。費用も時間も手間もかかっている労作です。
●自分たちが生活している街を俯瞰で見るというチャンスはめったにありませんが、最近は Google Earth などのおかげでリアルな地形の衛星写真をインターネットで見られるようになりました。
●しかし、パソコンで見ていても何だかバーチャルな気分で、実感が伴いませんね。それよりも、「模型」という手作りのアナログなもののほうに実感を感じてしまうのが、人間の不思議なところです。
●縦7m×横10mの街の模型には、犀川・浅野川をはじめ、金沢駅や金沢城、兼六園、そして武蔵が辻、香林坊、片町などに建つランドマーク的なビルが実物そっくりに作られているみたいです。
●金沢ってこんな街だったんだ、という新しい発見もきっとありますよ。
●展示は本日(9/24)までですが、この後、金沢工大や市役所などでも展示の予定とか。興味のある方は、ぜひ。
金沢中心部の巨大模型 21世紀美術館
(中日新聞)
地元の建築家がまちづくりを提案する「あしたの建築展」(日本建築家協会北陸支部石川建築家会議主催)が金沢市広坂の金沢21世紀美術館で開かれており、五百分の一の縮尺で市中心部を精密に再現したメーンの巨大な模型が、来場者の注目を集めている。二十四日まで。入場無料。(後略)