●金沢フォーラスのオープンの日取りが発表されました。
開業は、2006年11月2日(木)。予想よりちょっと早かったですね。
器は「地域一番店」 金沢フォーラス、11月2日開業へ
(北國新聞 2006年9月23日)
JR金沢駅東で建設中の複合商業施設「金沢フォーラス」が、十一月二日に開業する見通しとなった。八階建ての延べ床面積は四万六千平方メートルに上り、ファッション、飲食など百八十五テナントが入居する。金沢市内の百貨店に劣らぬ規模で、「器では地域一番店」と呼び声も高い。長く大型店の進出がなかった金沢都心で、商圏を揺るがす集客合戦の号砲が迫ってきた。(後略)
●金沢の百貨店・大型商業施設・商店街は、今年の秋から年末、正月にかけて、「フォーラス特需」の大賑わいが予想されているとか。金沢市内だけでなく、県内、福井、富山からのお客様は見込んでいますが、はたしてその結果は?
●そんなことより、早く最新のファンションやブランド物が見たいって? あと1カ月ちょいの辛抱じゃないですか。ここまできたら、もうあっという間ですよ。
●そんなことより、金沢フォーラスの(工事中の)最新状況の写真を見つけましたよ。
『とよぽす店舗情報局』というサイトの「金沢フォーラス Report」というページです。平成18年9月15日現在の様子です。
●これを見るとまだまだという感じですが、一般に、建築工事の最後の追い上げパワーにはすごいものがあり、例えどんなに遅れていても、不思議と締め切りに間に合うんですよね。
●そんなことより、金沢フォーラスでアルバイトやパートを狙っている方もいらっしゃるかも知れませんね。社員数は約1,500人の予定とかですから、この際、社員採用を希望されるのもいいかも。就職、転職のチャンスです。フォーラスにはこんな経済効果もあるわけですね。
■金沢フォーラス■
○売り場面積 約26,000平方メートル
※物販比率が約57%と他のフォーラス4店より低いそうですが、代わりに、 ○年間売上目標 約150億円(推定) ○店員数 約1,500人 (北國新聞記事より) |
●ところで、名古屋のスーパー、ユニーが「金沢西店」を開設することを発表しました。金沢市内ではアピタ金沢店(中村町)に次ぐ2つ目の店舗です。出店時期や出店場所は未定ですが、西店というからには、やはり金沢駅西地区あたりなんでしょうか。駅周辺がますます盛り上がりそうです。
金沢西店の開店準備委新設 ユニー 来月1日付で(中日新聞)
確かに富山や福井からの集客が少しは期待できるだろうし,少なくとも開業時には投資があるのだから,その点ではプラスはあるが,それは小規模かつ一時的であり,所詮は石川県の富の県外への流出口なのであって長期的にはマイナスである。
そもそも経済効果があると言うためには,限界消費性向が上昇しなければならないが,いくらフォーラスで買い物しても,他ではその分,買い物をしなくなるのだから,行って帰ってチャラであり,その行き先が県外となれば結局は県経済にはマイナスでしかない。
ただし,儲かりそうだと見せかけてのイオンに対する罠だと言うのなら話は別ですが。
●石川県経済にプラスになるかならないか、金沢にとってイオンは黒船なのかどうか、これは確かに難しい問題ですね。競争激化がかならずしも善とは限らないですし…
●物事にはプラス面もマイナス面もあり、その評価は時間がたたないとわからないことも多く、もちろん、政治・経済・歴史の素人の私にはわからないことのほうが多いですね。
●個人vs企業、地方vs大都市、日本vs世界… いろんな対立図式のある世の中ですが、正・反・合というか、常に内と外のせめぎあいで動いているのが現実のように思うことも多いです。
●また、現実の世界は単純な二律背反ではなく、そのあいだにはかならずグレーゾーンがあり、そのあいだを揺れ動くというか、グレーゾーンも合わせてすべてを内包して成長するというか、そんなしたたかな(中国風?)生き方もあったりします。
●もちろん、一番大切なのは個人ですから、ますます競争と格差がはげしくなる時代のなかで、私たち一人ひとりが真剣に慎重に考えて行動するしかないですね。