●金沢フォーラスのオープン間近にを控え、迎え撃つ地元商店街もいろいろ対策を練っています。冷徹な経済の流れとはいえ、そこで働く方々には当分のあいだ過酷な日々が続きそうです。
●一般消費者としては… 期待するしかありませんが。
金沢フォーラス来月2日開業駅周辺 武蔵 香林坊 竪町・片町 商圏多極化 流れに乗れ
(中日新聞 2006年10月28日)
金沢市のJR金沢駅前に威容を見せるイオン(千葉市)の大型ファッションビル「金沢フォーラス」の開業日、十一月二日が迫ってきた。富山、福井も商圏ににらみ、計百八十九店が入店する売り場面積約四万六千平方メートルの巨大な商業施設。直線で約二キロ離れた金沢市中心部やおひざ元である駅周辺、その中間にある武蔵地区の商業関係者には、それぞれの思いと戦略がわき上がっている。(中略)
◆竪町と片町・香林坊 (前略)北陸随一のファッション街とされる竪町は、厳しい競合が予想される代表地域。今月七日、同駅西口からの無料シャトルバス運行を試行的に始めた。来月三日からは、片町・香林坊など他の中心商店街・商業施設と足並みをそろえ、無料タクシーも共同運行。(中略)
◆金沢駅周辺(前略)「波及効果は短期的。商売に影響してくる」と不安の声は一部あるが、多くは「活性化の好機に」と集客による相乗効果に期待。(中略)駅前の商業施設・ポルテ金沢は一九九九年の大和撤退以降、テナントの誘致に苦心していたが、“フォーラス効果”で解消。金沢都ホテルも「新規入居の引き合いが出ている」
◆武蔵地区 駅から徒歩十分程度の武蔵商店街では、フォーラス内にできる映画館の入場券を年末商戦の景品にと、提携交渉を進めている。(後略)