●石垣は城の守りの強さを象徴するもっとも重要な造作物ですね。加えて、金沢城の石垣は、その美しさや完成度の高さでも定評があります。
●そんな金沢城の石垣に、このほど新しい見学コースが登場しました。名前は「薪(たきぎ)の丸コース」。場所は、いもり(宮守)堀園地西側から玉泉院丸にかけての約二百メートル。金沢城公園の南端にあるいもり堀園地の西側「いもり坂口」から北へ伸びている道筋です。
石垣の美を間近に観察 金沢城公園に「薪の丸コース」
(北國新聞 2006年11月19日)
金沢城公園で十八日、石垣回廊の新たな散策路である「薪(たきぎ)の丸コース」の供用が始まった。宮守(いもり)堀園地西側から、玉泉院丸コースに至る約二百メートルの散策路で、供用により、県が計画していた総延長一・八キロの「石垣回廊・城内ルート」が完成。(後略)「申酉櫓(さるとりやぐら)下の石垣」「薪の丸東側の石垣」など
●以前、ご紹介しましたように、金沢城の石垣の復興活動が一つ、実を結んだというわけです。もちろん「薪の丸コース」以外にも城内には美しい石垣は数多く点在しています。
●石垣は、興味のない方にはただの大きな石ころの積み重ねでしかないかも知れませんが、その歴史や製作者の意図、技術、デザインなど、詳細を知るに従い興味が深くなると思います。
記念写真にももってこいの場所ですから、今度訪れるときにはぜひじっくりと観察&散策をお楽しみください。
金沢ワンポイント観光ガイド―金沢城は石垣に注目!
2006年11月18日、金沢城・石垣回廊の新たな散策路「薪の丸コース」が新設