兼六園周辺文化の森に3つの回遊ルートの整備計画案 金沢遠望

2007年04月26日



兼六園周辺文化の森に3つの回遊ルートの整備計画案

●最近、金沢に関する情報もめちゃくちゃ多くなり、何が新しくてどれが古い情報なのかわけがわからないという少々混乱ぎみの私ですが、
兼六園周辺文化の森というのがつくられていたんですね(そんなこと知らんかったがか…)。お恥ずかしい話ですが、私はついこのあいだまで知りませんでした。

●つくられていたといっても、もちろんほんとの森ができたわけではなく、実際にはこれまでの環境や施設のことをさしているわけで、要するに、史跡保存と観光振興を兼ねて、兼六園周辺文化の森という名前で周辺一帯を捉え直した(再構築した)ということですね。

●で、その森に、3つの歩行回遊ルートができたというニュースです。

●これは2月20日の北國新聞の記事なので、まだそんなとろいことことゆうとるがかという声が聞こえてきそうですが、ここはおさらいのつもりで。

●ルートは「歴史探訪」「文化巡遊」「芸術鑑賞」の3つで、いずれも香林坊、本多の森を起点、終点として、メーンルートのほか多様なサブルートもできるそうで。

●似たようなジャンル分けで錯綜しているように思いますが、いずれにしても、歴史的・文化的・多角的な視点から歴史遺産を見つめ直そうという試みは、悪いはずがありません。というか、理由付けは何でもいいので、とにかく、改めて、金沢の歴史・文化・伝統芸術に触れてみたいと、私も切実に思います。

●これらのルートが正式に開設された暁には、あなたはどこから歩いてみますか?
◇歴史探訪ルート◇
  金沢の起源から藩政期、近代、現代に至る歴史を体験するみち
  金沢城公園と兼六園を中心に、薪の丸コースから三十間長屋までの石垣回廊や河北門周辺など

◇文化巡遊ルート◇
  石川ゆかりの文学や加賀宝生など金沢の伝統文化を再発見するみち
  石川近代文学館、旧県庁舎、広坂休憩館、歴史博物館など

◇芸術鑑賞ルート◇
  伝統と創造、静寂と開放の異なった個性の美術館を結ぶみち
  金沢能楽美術館、金沢21世紀美術館、中村記念美術館、県立美術館の四美術館など

兼六園周辺「文化の森」 歩行回遊3ルート選定 歴史、文化、芸術を線でつなぐ
(北國新聞2月10日)
石川県は九日、兼六園周辺文化ゾーンなど金沢市中心部を巡る、新たな「歴史」「文化」「芸術」の視点をキーワードにした歩行回遊ルートの整備計画案をまとめた。
周辺では金沢城公園内で河北門の復元工事が始まり、石垣回廊の整備も進んでいるほか、金沢21世紀美術館や金沢能楽美術館がオープン。石川近代文学館、県立美術館の改修も決まり、「文化の森」にある施設の充実が図られる中、モデルルートを示すことで、観光客らの回遊性を高め、にぎわい創出につなげる。
(中略)
県の兼六園周辺文化施設活性化検討委員会は昨年七月、「にぎわいの兼六園周辺文化の森を創出する」ことを基本目標に据えた最終報告をまとめ、県と市の連携の重要性を指摘しており、今回の歩行回遊ルート整備計画も県市の担当者による会議を重ねて最終案をまとめた。



●兼六園周辺文化の森
http://www.pref.ishikawa.jp/muse/bunkanomori/index.html

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