「タンゴの巨匠」ピアソラの資料 金沢蓄音器館で展示
(中日新聞 2007年7月4日)
金沢市尾張町の金沢蓄音器館で、直筆の楽譜など現代タンゴの巨匠、アストル・ピアソラの資料を展示している。三十一日まで。
アルゼンチン人のピアソラは一九九二年七月四日に死去。展示品はピアソラやその子どもらと交流がある金沢市民芸術村ディレクターの工藤文雄さんから借りた。
(中略)同館では昨年に引き続き、二十一日に蓄音機でピアソラのSP盤を聴く会を開く。午後七時からで定員四十人。参加費は五百円。予約は同館=電話076(232)3066=へ。
●現代タンゴの巨匠、アストル・ピアソラ。あいにくと名前に記憶はありませんが、大学のクラブで有名なタンゴの曲を演奏していた時期もあるので、私もたぶん何度か耳にしている作品があると思います。
アストル・ピアソラ - Wikipedia
タンゴの革命児・アストル・ピアソラ
●クラシックギター界でいうと、アンドレ・セゴビア的な存在の人ですね。音楽には各ジャンルに、こういうすばらしい人がいます。
●同館では7/21(土)に、蓄音機でピアソラのSP盤を聴く会が行われるそうですので、タンゴファン、レコードファン、蓄音機ファンの方はぜひお出かけのほど。定員40名なので、チケットはお早めに。
●ところで、金沢蓄音器館。名前も場所も知っていますが、残念ながらまだ入館したことはありませんでした。
金沢蓄音器館
金沢の日々 金沢蓄音器館
●金沢蓄音器館。なんと、初代館長は香林坊のヤマチクの元経営者、故・八日市屋浩志氏で、展示品はすべて、氏の個人コレクションだったことをホームページで知りました。ヤマチクは、私が中学〜高校のころ出入りしていたレコード店です(もっと昔は「蓄音機店」だったそうですが)。
YAMACHIKU ホームページ
●その後、八日市屋氏から“蓄音器540台、SPレコード2万枚”もの山蓄コレクションを金沢市が譲り受け、2001年7月に氏を館長として、金沢蓄音器館が誕生したとのこと。ふ〜ん、そうだったんだ。
※現在、同館では常時140台の蓄音器を展示しているそうです。
●もちろん、私はラッパ式蓄音機時代の人間ではありませんが、ソノシート〜EPレコード〜LPレコードを蓄音機(金沢時代の最後のほうは「レコードプレーヤー」といっていたかも)で聴いて育った人間です。お金はなかったのでいいお客様ではありませんでしたが、山蓄さんには都合6、7年、お世話になりました。とくに高校3年〜浪人時代、親しかった友人の影響もあって、けっこう通った覚えがあります。家にも近かったし…。
●収蔵物の写真を見ると、昭和30年代〜40年代のプレーヤーもあるようなので、機会があったらぜひ一度、のぞいてこようと思います。
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