●「オムライスのようなケチャップライスをふんわりと焼いた卵で包み、その上に白身魚などのフライをトッピングし、タルタルソースをかけた」もの。要は、「オムライス+フライ(魚、エビなど)」なんですね。庶民的な洋食です。
●しかし、ハントンライスというのは不思議なネーミングです。本当に金沢生まれなんでしょうか?
●たまたま昨日、中日新聞で見つけた言葉だったのですが、検索エンジンで調べてみると―
○『ハントン』商標ならず
中日新聞
○金沢名物ハントンライスを食す!
金沢市内でハントンライスを食べられる洋食店(「おんせんぐるめわ〜るどISHIKAWA」さんの中の1ページ)です。
○ローカル食文化研究室_ハントンライス
○ あさぴーのおいしい独り言:金沢生まれのB級?グルメ「ハントンライス」がお勧め!洋食屋「グリルオーツカ」
●上記の情報源から以下のようなことがわかりました。
◎元祖は「中日新聞」や「ローカル食文化研究室」さんに記されているように、「ジャーマンベーカリー」(昭和43年5月、片町にオープンしたパンとグリルの店)であること。
◎「ハントン」の由来は、「ハンガリー」の「ハン」とフランス語でマグロを意味する「ton(トン)」の組み合わせであること。当初はフライに大鮃(オヒョウ=ヒラメのこと)が使われていたということ。
しかし、なぜハンガリーなのか、なぜヒラメなのにマグロのトンなのかは、依然としてナゾのままです…
◎現在は「おんせんぐるめわ〜るどISHIKAWA」さんで紹介されているように、けっこう多くのお店で食べることができること。どうやら金沢の昼食の定番メニューになっているようで、人気の高さがうかがえます。
●一般には伝統と格式を重んずる金沢というイメージが強いのですが、じつは金沢という街は、このようなユニークなB級グルメ(「あさぴーのおいしい独り言」さん)も生まれるような暮らしやすい、親しみやすい街でもあるんですよね。転勤などで金沢に住まれたことのある方々は異口同音におっしゃってます。
●写真をながめているうちに食べたくなってきました。今度帰省したらさっそく食してみましょう。